大理石
- 「大理石」の名は五代十国から北宋の頃に現在の中国雲南省の付近にあった「大理国」が産地として名高かったことから付いた名です。
(英語の「マーブル」も産地の「マルベラ海」に因んでいます。
)火山によって生成するいわゆる「変成岩」の一種なので、トルコ・イタリア・日本など火山が多い地域に産出します。
建材としてのこの石の命は、何と言っても美しさでしょう。
石なので強度もかなりあるのですが、この石を使う目的は仕上がりの美しさです。
インドのタージ・マハルはその代表例でしょう。
一般家庭の場合は、キッチン・洗面所・玄関などに使われることが多いようです。
しかし、その美しさを保つのはなかなか大変です。
日光に長時間あたっても劣化しますし、細かいゴミや汚れなどが「石目」に入り込んで年月が経つと段々汚れが目立つようになります。
更に最大の敵は「酸」です。
この石の主成分は炭酸カルシウムなので、酸と反応してしまいます。
誤って塩素系の洗剤をこぼすと光沢がなくなったり、最悪の場合はその部分が溶けてしまいます。
また、キッチンの天板に使用した場合、ぶつかった衝撃で包丁や食器が欠けたり、逆に天板が欠けることがあります。
こういった事を防ぐため、表面のコーティングを行うことも少なくありません。
また、この石を細かく砕いたものを樹脂やセメントと混ぜあわせた人工のもの(テラゾー)も普及しています。
多少、外見を我慢するならテラゾーの方がさまざまな劣化に対しての耐久性では優っています。