浄化槽
- 公共下水道が整備されている地域においては、建物内や敷地内で使用して汚れた水を敷地外に排出するには、下水道本管に直接接続し、放流することになります。
しかし、公共下水道および下水処理施設が整備されていない地域では、それらを衛生的に処理するために、浄化槽を設置し、汚れた水を、そこで浄化した後に、放流する必要があります。
種類としては、便所からの汚水だけを処理する単独処理のものと、汚水と台所や浴室などからの雑排水を合併して処理する合併処理のものとがあります。
住宅においては、通常、単独処理のものを設けることになります。
住宅に用いるものでは、市販されている製品の中で選定するのが一般的で、現場打ちコンクリートのものは、現在、特殊な場合以外には用いられません。
一般に市販されているものには、長時間ばっ気方式と腐敗タンク方式の2種類があります。
長時間ばっ気方式が、占有面積も少なく、現在では最も優れた浄化方法となっていますが、24時間ばっ気装置のモーターが運転され、モーターによる騒音と装置の保守管理が面倒である、という面もあります。
一方、腐敗タンク方式は、浄化性能では劣り、臭突が必要になる、といった問題はありますが、機械装置が必要ではないため、保守管理が容易で故障がない、というメリットもあります。
設置計画をする際の留意点としては、建物との間に、汚水枡を設置するスペースを確保することや、清掃や保守管理に支障がない場所に設置し、そのためのスペースを確保しておくことが重要になります。