ポーチ

  • 住まいにとってポーチはある意味、命です。
    場合によるとどうでもいいような感じになるかもしれません。
    それは、実際の生活空間ではないからです。
    でも玄関前のスペースで、いわば顔であるだけに、大切にしたい場所なのです。
    車寄せなどと言う意味合いもありますが、一般的には、コンクリートやレンガ、あるいは小石を敷き詰めたり、コンクリートと小石を組み合わせたリして、しっかりした安定的な場所で、お客様が呼出ベルを押し、お迎えが来るまで待っている場所であり、家族にとっても、雨の日に帰宅してベルを鳴らし、玄関ドアを開けてもらうまで待っている場所です。
    つまり、ほんの2、3分でしょうが、立ち止まっているところであり、したがって、眺めまわしているところとも言えます。
    また、家の中の様子がどうなっているか、温かく迎えて欲しいとか、元気な顔を見せて欲しいとか、ドアが開く瞬間を期待しているところでもあります。
    だからこそ、この場所にはこだわる必要があるのです。
    適当でいいとか、いい加減な気持ちでは、本来の役割になりません。
    自分の気持ちやお客様に対する気持ちを大切にして、それを表現し、代表する場所としての表現をすることが大切なのです。
    色や材質や質感、建物とのバランス、玄関の扉とのコラボレーション、地面からの高さの加減、場合によってはバリアフリーへの配慮などなど、総合的に考え抜いて作り上げる必要があるのです。
    いずれにしても居住空間そのものではないとしても、居住空間を代表する場所という認識が必要です。

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