ALC

  • ALCとは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で高温高圧蒸気で養生された軽量気泡コンクリートのことを言います。
    その歴史は古く1920年代北欧で開発されて以来、オランダやドイツなど西欧諸国を中心に世界的に普及した建材です。
    主成分は、珪石やセメントの他に、石膏、石灰、アルミナ粉末などです。
    これらの素材を凝固させて摂氏180度の高温で気圧10という高圧蒸気の下で15時間かけて養生するのがオートクレーブ養生と呼ばれるものです。
    原料のセメントや石灰は、水と科学反応を起しアルカリ成分を発生させます。
    これがアルミ成分と反応して水素ガスを発生させます。
    このことでボードの内部に多数の気泡が形成されます。
    しかもこれらの気泡は完全に独立した泡ではなく、ミクロン単位の非常に小さな細孔で結び合っています。
    さらにオートクレーブ養生によって、とても緻密な結晶を作ることができ、これをトバモライト結晶と呼んでいます。
    トバモライトはこれ以上変形を起こさない非常に安定度の高い物質です。
    この生成には自然界にあっては特殊な条件下でしか起こらずまた何千何万という長い年月を必要とします。
    自然界における何千何万年もの営みを人工的に行い、高度な結晶構成を成しているからこそ、高耐久性が実現できます。
    このようにミクロ単位で緻密に作られた構造が、優秀な断熱性であり耐火性、また透湿性を発揮します。

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